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【 第71回・労務管理を会話で学ぶ 🤔 】  「健康経営とは?」

「健康経営」という言葉をご存じでしょうか?
少子高齢化が進む中、従業員に健康で長く働いてもらうことは、従業員個人だけでなく企業の経営にとっても重要です。
今回は、最近注目度が高まる「健康経営」について説明します。


実際の現場では、リアルな疑問が?? 早速、現場をのぞいてみましょう!

最近、「健康経営」という言葉をよく聞くようになりました。
ただ、具体的なイメージが湧かず、会社として何に取り組むべきか分かりません😥

「健康経営」とは、会社を挙げた従業員の健康づくりのための取り組みのことを言います。

しかし、従業員が健康に仕事ができることは、本来は従業員が気を付けるべきことですよね?

確かに従業員自身が気を付けるべきことなのですが、健康経営では、企業が従業員の健康を経営資源と捉えて投資を行うことで、組織の活力や生産性を上げて業績向上を目指そうという考え方なのです。

従業員個人に任せるだけでなく、会社も取り組むことで会社にとってもいい状況にするということですね。

その通りです。
最近は少子高齢化の加速によって、人材採用に苦戦している会社が増えています。
従業員が高齢化している会社も多くなり、健康に問題を抱え、体調のすぐれない状態のまま業務を行えば、生産性は低下し、事故や労働災害のリスクも高まります。
そのため、会社として積極的に従業員の健康づくりに取り組んでいこうということなのでしょう。

確かに当社でも従業員の高齢化が進んでいます。

実は、健康経営は国を挙げて取り組みを推奨しています。
健康経営優良法人認定制度」が設けられており、認定を受けることで採用の場面でアピールできるでしょう。
「健康経営優良法人」として認定されると、自治体の公共調達における加点や金融機関の低利融資などの優遇措置を受けられることもあります。

当社が健康経営に取り組む場合、何から始めたらよいのでしょうか?

まずは、経営幹部が健康経営の必要性を認識するところからです。
社長から健康経営に取り組むことを従業員や社外に宣言してもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、取り組みの計画を立てて行動に移していくことになります。

実は、協会けんぽでは、企業が健康経営を進めるうえで役立つ情報を発信しています。
参考になる取り組み事例もあると思いますよ。

最近、村松事務所ではスタッフの健康維持のために、協会けんぽが実施している「職場の出張運動セミナー」を受講しました🧘🏻‍♀️

そのような取り組みもしているのですね!
さっそく協会けんぽホームページをチェックしてみようと思います。
ありがとうございました😄


POINT

①健康経営とは、企業が従業員の健康を経営資源と捉えて投資を行うことで、組織の活力や生産性を上げて業績向上を目指そうという考え方である。
②協会けんぽでは、企業が健康経営を進めるうえで役立つ情報を発信している。