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医療法人社団 豊心会 山下ハートクリニック様

かかりつけ医院としてペースメーカー外来や在宅医療も

クリニック情報

クリニック名医療法人社団 豊心会 山下ハートクリニック
診療科目内科、循環器科
所在地静岡県浜松市東区豊町671-1
電話番号053-435-8800
FAX番号053-435-8802
ホームページhttp://www4.tokai.or.jp/yhc/
お話院長 山下 一弘 様

開院のいきさつ、またクリニック概況を教えてください

私は大学卒業後、東邦大学大橋病院に10年勤務していました。親の病気を機に地元浜松へ戻り、浜松北病院に10年勤め、平成15年に当院を開院。クリニック名の「ハート」は、専門分野の心臓と「ハートフル」の意味合いを込めています。
地域密着型の「かかりつけ医院」として、①一般内科医療(風邪や病気予防等)、②心臓中心の循環器専門医療、③高齢者医療を三本柱にしているのが特徴。特に循環器専門医療については、ペースメーカー外来があり、遠方の大病院へ出向かずとも、当院で経過を診ることができます。

  • 心血管インターベンション学会認定医、医学博士
  • 生活保護指定医療機関
  • 身体障害者福祉法指定医(心臓機能障害)
  • 各種予防接種可能
  • 企業検診可能
  • 特定検診、がん検診
  • 心エコー、ホルター心電図、運動負荷心電図可能
  • CT、骨密度測定器導入
  • 往診(随時)、訪問診療実施
  • ペースメーカー外来(点検)有
  • 一般内科、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)、循環器(心臓)の病気などの診療や在宅医療で地域医療の充実に貢献することを目指しています。

心臓の専門医療について詳しく聞かせてください

最近ガンに次いで多い病気が、狭心症や心筋梗塞などの「虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)」です。これまで、その診断や経過観察は、大きな病院でしかできませんでしたが、当院は2011年、浜松のクリニックとして初めて、血管撮影装置やレントゲン血管造影機を導入。カテーテル治療による経過観察を行っているのが特徴です。団塊の世代が2025年ごろまでに後期高齢者(75歳以上)となることで、医療費などの急増が懸念される「2025年問題」も叫ばれていますが、私も、将来的に医師不足が深刻になるのではないかと危惧しています。

例えば、心筋梗塞で入院した場合、昔は安静にして様子を診る診療ですから、一人の医師が10人の患者さんを担当できました。しかし現在では、カテーテル検査をし、不整脈治療や血管を拡げたバイパス手術をするなど、さまざまな医療技術が進み、チーム医療で患者さんに対応しています。

つまり、一人の患者さんにかかる医師の必要指数が、以前より何倍も上がっているといえるのです。こうした状況から、当院としての役目を考えたとき、大病院で急性治療を終えた患者さんを、その後引き受けることが大事になると考えています。

在宅医療についてのお考えを聞かせてください

現在当院の在宅医療は、一日に2~3名、昼休みの時間帯に訪問し、月に約10~20人を診ています。高齢者の在宅医療は重要なことですが、核家族化が進む中、家族がどこまで介護に専念できるかは大変難しい問題だと感じています。国では、在宅ケアを進めようとしていますが、経済的、時間的な課題が山積みであることも事実です。また医師側も、在宅医療は24時間、365日体制になるわけですから、時間的な拘束がどうしても負担になってしまいます。最近では、複数機関が連携し、カバーし合って行く取り組みもスタートしてきましたが、今後ますます充実させていくことが大切だと思います。

そして、さらに今後高齢者が増加すれば、介護される方が何らかの持病があるのは当然となっていくでしょう。

もはや「医療」と「介護」は切っても切り離せないものになっていくと思います。だからこそ、「在宅医療」と「施設医療」とを単純に切り離してしまうのではなく、今後に向けて両者をどう関連させていくかを、真剣に考えていくことが必要になっていくでしょう。

院内スタッフが働きやすい環境づくりについて

院長である私以外は女性たちの職場です。働く環境について、院長がすべて管理して指示するところもありますが、当院では看護師である妻が、労務に関するマネージメントを担当してくれています。そのため、働くスタッフも「もっとこうしてほしい」という要望が伝えやすいのではないかと思います。スタッフに聞いてみてください(笑)。

経験と思いやりを持った医療事務担当 塚本 友紀 様

開院当時から医療事務を担当しています。当初から、このクリニックを気に入って長く通ってくださる方も多く、「山下先生は、患者の話をよく聞いてくれるし、自分が疑問に思っていることも、いろいろ質問できてありがたい」とおっしゃる方もいます。患者さんが喜んでくださっていることが、私たちも誇りに思います。
勤務して約10年。この間に、私は2回の育児休暇をいただき、子育てを両立しながら働かせてもらっています。保育園の参観日なども配慮して休日を取らせてもらえるので、とても感謝しています。

院内で新しい取り組みが始まると、それに合わせて医療事務の処理の仕方が変更されるので、常に頭の中を更新していかねばならず、実務の大変さはもちろんありますが、とても充実した毎日を過ごしています。
院長先生は、患者さんだけでなく、私たちスタッフにもとても気さくな方です。空き時間には、高校野球やサッカー試合の話など、パソコン情報で盛り上がるときもあります。夏場には、Tシャツ、短パン姿で、植木の水撒きをしてくださって、そうした気取らないお人柄が、患者さんに親しまれている理由だと思います。

患者さん癒しの介助師 大井 美帆 様

前職は一般事務でしたが、1年程前に当院へ勤務しました。仕事は診察介助。先生がスムーズに患者さんを診察できるように、お手伝いする仕事です。患者さんにも気持ちよく診察を受けていただけるように、「お待たせしました」など、声をかけて、安心して帰ってもらえるように心がけています。
医療関係の仕事は初めてでしたが、先生はもちろん、看護師や事務の皆さんが優しくフォローしてくださるので、少しずつ仕事を覚え1年になろうとしています。

丁寧さと完全性が求められるやりがいのある仕事、まだまだ力不足なので、もっと先生が快適に診察できるように、自分の知識と技術を深めていきたいと思っています。
植物が大好きなので、休日にはフラワーアレンジメントやガーデニングを楽しんでいます。ファーマーズマーケットなどで花の苗を選ぶのが至福の時間です。

ハツラツとした新人パワー 小杉 麻美子 様

入って3ヶ月程のまだ新人です。これまで一般事務、接客業をしていた経験を活かし、事務と患者さんへの対応が同時にできる医療事務の仕事を選びました。まだまだ専門的なことが分からないので、教えていただきながら少しずつ覚えているところですが、イメージしていた通り、私が以前からやりたかった仕事なので、充実した毎日を過ごしています。
患者さんはご年配の方も多く、お話を聞き取りにくい場合もありますが、なるべく耳元でお話しするように、そして安心していただくように笑顔を忘れないように心がけています。

なるべく早く、周りの先輩方に質問しなくても一人でこなせるようになり、いずれは頼りにされる存在に成長できればと思います。
食べることが大好きで、キュートなカフェを発掘するのがお気に入り。おススメ店を先輩たちにもぜひ紹介したいと思います。

“笑顔の現場主義社労士”村松のコメント

山下ハートクリニック様とはお付き合いさせていただき10年程経ちますが、弊事務所にとっては医業関係で初のお客様なので、特に深い思い入れがあります。今でこそ、おかげさまで多くの医業福祉関係の顧問先がありますが、医業福祉業界の労務管理に興味をもつ大きなきっかけになりました。当時は確か、私は社労士事務所開業2年目で、山下ハートクリニック様は開院されたばかりだったと思います。

従業員さんのコメントに多々ありますように、とにかく山下先生がとても温厚で優しい方なのです。他の病院で言えなかったことを、山下先生は聞いてくれるから足を運ぶ患者さんがいるとのことですが、納得できます。今まで、「山下ハートクリニック」という院名はてっきり「真心、親切」というような意味から来ていると思っていました(笑)。

2年前に浜松のクリニックとしてはじめて導入された心臓の血管撮影装置もあり、設備、ハード面が優れていることはもちろんですが、山下ハートクリニック様のいちばんの強みは、おもてなしの心、ソフト面だと思います。

山下先生のお話の中で、医師の業界でも「2025年問題」というものがあるとのことで、非常に興味深かったです。医師不足がピークに達する問題とのこと。医師の数はあまり変わっていないが、昔よりも一人の患者さんを対応する医師数が増えているとのこと。医療技術が進み、それぞれの専門分野の強みを活かしてチームを組んで患者さんに対応していくことが必要な時代になるとのことでした。これは、我々社会保険労務士等の士業にも同じことが言えます。

労務は社会保険労務士、税務は税理士、法務は弁護士、などそれぞれの専門分野で協力して相乗効果を発揮していくことはとても大切だと改めて実感しました。他の士業や業者から、「社会保険労務士といえば村松さんだね!」といちばんはじめに信頼して選んでいただけるように、今後も継続して努力していきたいと思います。