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株式会社アトランス様

「品質」「コスト」「クオリティ」にこだわる運送会社!

企業情報

企業名株式会社アトランス
業務内容運送業全般
所在地静岡県浜松市東区中里町639
電話番号053-423-7070
FAX番号053-423-7078
ホームページhttps://www.logi-best.net/
お話代表取締役 渡辺 次彦 様

会社の概況を教えてください

昭和57年に他の運送会社を買収した父親が、名称を(有)浜急サービスとしてスタートしました。
私は昭和63年に入社し、平成2年に社長に就任しました。
事業免許は、「一般貨物自動車運送事業」「貨物自動車運送取扱事業」「産業廃棄物収集運搬業」を取得しています。
おかげさまで、当社の法令遵守そして安全性と環境対策への積極的に取り組みが評価され、「安全性優良事業所」と「グリーン経営」の認証取得もしています。
また、愛知県に名古屋営業所も設置しています。
関連会社には(有)TOP浜松と愛知県の(株)メタル便東海があります。

会社の理念・基本方針を教えてください

経営理念

私達は物流の効率化を通じ、お客様と地域社会に貢献します。

会社方針

  • お客様第一主義
  • プロ品質の追求
  • 売上の最大化、経費の最小化
  • 安全運転、安全作業を徹底し事故ゼロを実現
  • 環境負荷を出来る限り低減

行動指針

お客様に喜ばれる仕事を一生懸命やります。

  • 元気な挨拶
  • キレイなトラック、キレイな倉庫、キレイな事務所
  • 安全運転、安全作業の徹底
  • エコドライブへのあくなき挑戦
  • チームワーク&コミュニケーション

共同配送3つのこだわり

  1. 「品質にこだわる」アトランスの共同配送は徹底した品質にこだわります。
    お客様満足を第一に掲げ、配送への信頼は県内トップクラスを目指しています。
  2. 「価格にこだわる」アトランスの共同配送は徹底した低価格にこだわります。
    静岡県内・近隣県に共同配送網を持ち、御殿場市や下田市までもチャーター料金ではなく、共同料金での配送が可能です。
  3. 「環境にこだわる」アトランスの共同配送は徹底して環境にこだわります。
    平成19年に「グリーン経営認証」取得。環境対策に取り組んでいます。

会社の特色を教えてください

当社は静岡県は浜松市を中心に、共同配送・3PL・家電宅配/設置・メタル便など様々な物流サービスを「品質」「コスト」「クオリティ」にこだわって取り組んでいます。
特に「共同配送」に関しては、静岡県全域・愛知県・三河地区・長野県・山梨県までも可能です。信頼をおける協力会社と共に共同配送網の確立をしており、御殿場市また下田市までもチャーター料金ではなく共同料金で配送が可能なのです。
商品も箱物だけには限定せず、通称ゲテモノ商品なども配送しており、現在でも椅子、脚立、建材関連の商品などさまざまな商品をお客様のもとへお届けしています。

お客様にとって最良の方法を常に考え、現在よりコストを抑えた配送のご提案もしています。具体的には、重量運賃、m3運賃、個数運賃などさまざまな運賃適用も可能で、お客様と共に検討していくスタイルをとっています。

私は学校卒業後、地元家電メーカー販売会社で営業をやっていました。元々、父の会社を継ぐつもりはなかったので、その会社に入ったのです。しかし、父の会社の経営がかなり厳しいとの話を聞いていましたので、何とか立て直しをはかろうとこの会社に入りました。当時、まだ25歳くらいでした。
実際に会社に入ったら、予想以上に厳しい状況を目の当たりにしました。28歳のときには物置小屋で生活していた時期もありましたよ(笑)。親父とは、黒電話を投げつけたり、取っ組み合いの喧嘩もしましたね。今は、もちろん仲がいいですけどね(笑)。
しかし、そんな厳しい時代を乗り越えて、当時年商5千万円だったのが、今は6億円程度とさせて頂いています。継続的な努力の積み重ねをお客様にご評価頂いた結果だと思います。
当社の社員はみんな元気で明るいです。職場全体的に上下関係がなく風通しがいい雰囲気の会社です。一生懸命働いてくれる社員がたくさんいる会社の社長であることに日々充実感、幸せを感じています。運送業は、ものづくりではないから、社員のサービス、おもてなしが全て。運送業の競争力は品質を問われますが、その源泉は正に一人一人の社員なんです。人がいないと会社なんて成り立ちません。私は、「労務管理とは」その会社で働くことで社員に生きがいを感じてもらう手段だと思っています。そのためには、不公平感がなく、社員が正しく評価される仕組みも必要でしょうね。
現在、「浜松ネットワーク協同組合」理事長と「浜松市南倫理法人会」副会長をやらせてもらっていますが、毎年いろんな方との出会いがありとても嬉しいです。ローカルネットワークは全国122組合ある中、取扱高で浜松は6位なんです。これは凄いことです。あと、嬉しかった出来事といえば、東京と大阪の同業者の社長様とご縁があり、荷主企業様を含め共同出資をし平成9年に「(株)メタル便東海」を名古屋市に立ち上げたことですね。業界からも注目され、ビジネス雑誌「日経ベンチャー(現在名:日経トップリーダー)」に取り上げられました。元々、ビジネスを求めて人と付き合っている訳ではありませんが、必然的にビジネスに繋がることは多いですね。
経営者および人としていちばん尊敬する方は、ハマキョウレックスの大須賀会長です。私の仲人親でもあるのですが、人生の師と言える方です。大須賀会長の考え方、人としての見方などは素晴らしい。一見当たり前のことも多いが、改めて気づかされることがとても多いのです。
ハマキョウレックスの経営手法はシンプルで分かりやすい。柱は「全員参加」「日々決算」「コミュニケーション」の3つです。当社もそれを実践していきたいと努力しています。
東日本大震災の援助で、当社も物資を運んだり協力させていただきましたが、そのときに被災者に物資が迅速に届かない実態を目撃し、物流業って価値ある仕事だと実感しました。常にお客様の利便性を高めることを考え、単に物を運ぶ仕事だけでなくて、存在感のある仕事をしていきたいです。そして、物流をキーワードにより社会に貢献できる会社になりたいと思います。また、労務管理の視点でいえば、社員一人一人が誇りを持てる職場、社員が子供に胸をはって仕事内容を説明できる会社にしたいですね。

日本一強いトラックドライーバー(主任)! 松原 吉隆 様のご紹介(H26年退職)

私は浜急サービスのときから働いていて、勤続10年ほどになります。いろいろな仕事がしたいと思い、学校卒業後、鉄工場・ピアノ配送・土方などを経験しました。そろそろ自分がやりたい仕事をしたいと思っていたところ、この会社の求人を見つけたのです。
当時と比べると会社の規模が大きくなりましたね。社員数も約2倍になりました。5年ほど前に部課制をとるようになり、そのときから業務2課主任を任されています。

私の自慢としては、ここ5、6年ずっと失敗をしていません。事故ももちろん起こしていません。そして、業務2課全体でみても、あと1ヶ月で1年間無事故になります。

主任として、課の一人一人が事故を起こさないという課の目標を達成すると誇らしく思います。自分の部下は10名ほどいますが、全員年上の方ばかりです。自分が完璧に仕事をこなすことが部下から信用される最低条件だと思っています。人の上に立つ人間は、人に指示することは完璧にできることが大切。自分が部下だったらきっとそう思いますから。あと、年上の方ばかりなので丁寧にしゃべること、礼儀も大事にしています。
その他、心がけていることは、仕事は結果が全てだと思っています。利益がでてはじめて仕事の成果だと思います。荷主さんから依頼があれば、できることは二つ返事で気持ちよく仕事をします。仮にお断りするときも、理由をきっちり説明して意欲を見せることは大切です。
この会社に入って、辛かったこと・大変だったことは思い浮かびません。どんなに考えてもないですね(笑)。
私は高校までサッカー部、そして高校3年のときから空手を続けています。小学校から学校も仕事もずっと休んだことがありません。元々健康には自信がありますが、病気で仕事を休まないことは普通だと思っています。
主任になった頃、スペインで開催された極真空手の国際大会で3位になりました。会社のみんなには優勝するといって、仕事を休んだから悔しかったです(笑)。せっかく生きてるんだから人よりも人生を楽しみたいのです。自分が輝ける一つの手段、それが私の場合たまたま空手だっただけです。人間は、目標をもって努力していれば何でもいいと思います。何をやっているかではなく取組姿勢が大事。私は何でも一生懸命やってる人間は尊敬します。これからも、仕事ではドライバーとして輝き、プライベートでは空手家として輝いていきたいです。
この会社のいちばんの強みは、チームワークの良さだと思います。今後規模が大きくなってもアトランスというチームワークを大事に守っていきたいと思います。

よく気が利く営業事務員 山本 由美子 様のご紹介

私は昔この会社に勤めていた友人の紹介で、5年程前に入社しました。仕事は、出荷作業・請求書・顧客対応・伝票処理などを営業事務全般をしています。学校をでて10年くらい銀行で働いており、その後子育てを経て再度銀行に復帰しましたが、給与はよかったですが休日でも突然呼び出しがあったりして、家庭とのバランスが難しかったので退職しました。

その他にもパートでたくさんの職場で働きましたが、この会社がいちばん人間関係がよく働きやすいですね。紹介してもらった友人から、アトランスは人間関係がいい会社だと聞いてたので安心して入社しましたが、本当に気さくで話しやすい方が多いです。

社員でもパートでも壁がなく、あいさつ、コミュニケーションが活発に行われています。私は「人間関係」「仕事内容」「福利厚生(待遇)」の3つを転職先の大きな選定要件にしてきましたが、女性は特に「人間関係」を重視する方が多いと思います。仕事は慣れていけばできますが、人間関係は自分の努力だけでは限界がありますから。周りの友達に話を聞いても、人間関係がいい会社の方が長く続きますね。

大変だったことと言えば、私が入社してから3ヶ月経った頃に退職した方がいて、その方が扱っていた出荷作業が全部私にまわってきたことです。でも、そのときも他の女性パート事務員や男性社員まで仕事を手伝ってくれたんです。そのときは、特にチームワークの良さを感じましたし、嬉しかったです。
あと嬉しかったことは、昨年はじめてボーナスをもらったことです。パートでボーナスをもらったことが、今までどの会社でもなかったのでとても嬉しかったです。パートでも会社から評価してもらえていればやっぱり嬉しいものですね。
この会社は男性社員がみんな真面目だから売上が伸びていると思います。そんな男性社員に迷惑をかけたくないし、私達女性事務員が事務所にいても売上に貢献できるように常にアンテナを張っていきたいと思います。

“笑顔の現場主義社労士”村松のコメント

アトランスの渡辺社長とは、浜松ネットワーク協同組合の会員様対象に助成金セミナーをさせていただいたことがきっかけでお付き合いが始まりました。当時から渡辺社長の印象は、「運送業の社長っぽくないな」というものでした。とにかく、とても律義で人格者なのです。スーツを着て仕事をしているイメージが強かったです。
渡辺社長はとにかく多忙な方で、今回の現場リポートも1年前から依頼しており、やっと実現しました。現場リポート中、他の社員さんと関わる渡辺社長の様子を見ていましたが、一人一人の社員、パートを大切にする姿がよく分かりました。社員さんが出発するとき、帰ってきたときは、自分が話中でも必ず社員の顔を見て大きな声で挨拶をする姿をみて私も見習うべきだと反省しました。

現場リポートには書けないほどの壮絶な苦労をたくさん経験されている渡辺社長のお話を聞き、アトランスさんの社員さん、パートさん達が仲が良く、チームワーク抜群なのも渡辺社長の働く者全員を大切にする姿勢の賜物だと実感しました。
実は、渡辺社長にお誘いいただき、私も浜松南倫理法人会に入会しましたが、毎週火曜日朝6時から開始なので、朝に弱い私はほとんど出席できていません。渡辺社長はほぼ皆勤賞のようです。トラック協会関係の役員の仕事、倫理法人会の仕事、そして社長業と一人で何役もこなしている渡辺社長の時間活用術はぜひ教えを乞う価値があると思います。
アトランスさんでは、定期的に小集団活動(エコミーティング)を実施しており、社員みんなで業務効率を追及し、より低コストの実現をはかる努力を継続しているとのことです。そして昨年からは、電化製品を運ぶだけでなく電気工事までワンストップでできるサービスを実現したそうです。
渡辺社長の性格のいちばんの特徴は、「粘り強さ」とのことです。今回はじめて知りましたが、あの浜松商業高校時代には、陸上部で400メートルを3年間やり続けた実力の持ち主でもあります。アトランスさんの赤い翼のように羽ばたくロゴマークはインターハイで優勝した陸上部の同級生がデザインしたものとのこと。仲間、人間関係を大切にする渡辺社長らしいなと思いました。
松原さんはとにかく基準が高い方だなと思いました。「自分の課が実績を上げてないと、社長に提案をしたくない(できないわけではないが)。その代わり、課からでた意見で提案すべきことは一対一で社長にしっかり伝えています。」ともおっしゃっていました。曲がったことが大嫌いで真っ直ぐな方。逃げない姿勢。いかにも格闘家らしく、立派だと思いました。実は私も格闘技(観戦)は好きです(笑)。今回の私の現場リポートにも、何を話そうかずっと考えていてくれたそうです。本当に嬉しいです。
山本さんに関しては、「女性は人間関係を特に重視する」「社長に毎日褒められたい」など、今後弊事務所の労務管理をしていくヒントをもらったような気がします。ちなみに、はじめてもらった賞与の額とは「2万円」だったそうです。金額ではなく、会社がいかにその方に感謝に大切に扱っているかが大きいんだなと改めて勉強になりました。
ちなみに、弊事務所で開催した「経営者のための応援労務ソング発表記念パーティー」に一番でお申込みいただいたのは渡辺社長です! 渡辺社長からいただいたお言葉。「CD聞きました。村松さんでもここまでできるんですね。(決して上手くないのに)勇気づけられました。私も日々頑張っているつもりですが、まだまだだなと思いました。」嬉しい反面、何か複雑な心境でした(笑)。